子供を勉強させるにはご褒美よりピンチを与える

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子供がなかなか勉強しない場合、お小遣いや何か欲しがっていたゲームを買い与えることを条件にすることがありますよね。

それなりに効果があるのですが、全くダメな子はダメです。

それに、何回もこの手を使うと、ご褒美がないと勉強しない子に育ちます。また、勉強以外でも何かと見返りを求める厄介な性格が芽生えてしまうことにも。人間的に周りから嫌われやすい大人に育つかもしれないのでリスクがあります。

でも、ご褒美がもらえなくなる、という逆の提案ならどうでしょうか?

子供も大人も追い詰められると頑張る

私が今まで大学や資格試験に合格してきたのは、別に頭がいいというわけではないと思います。結構ギリギリで来ていますし。

合格した直前からさかのぼって考えてみると、合格するとき、非常に勉強に集中しているときって何かしら追い込まれていた、ピンチを感じていたことに気づきました。

さらに思い起こせば、小学生のときも勉強に身が入っていたのは、常にピンチを感じていたからです。

つまり、ピンチ、逆境をバネに勉強を頑張るというのは、年令に関係なくあるということです。

ご褒美は癖になるがピンチはならない

子供にとって勉強というのはつまらないものです。頑張る理由がないからです。

将来のためと言われても、大人の私達でさえ将来のためにと言われてやれることは少ないですよね?そんなことを子供に強制しても無理があります。

ご褒美は勉強を頑張る理由になります。でも、勉強の辛さ、つまらなさが勝ってしまうと諦めてしまいます。

ご褒美で勉強をするのが癖になってもいけませんが、ご褒美があるのに諦めるのも繰り返したら危険です。いわゆる諦め癖がつくのと、子供ながらに「自分は何やってもダメだ」という自信のなさが深まってしまいます。

つまらない勉強でもやらないとダメだ!と思う理由が必要です。

それがピンチです。

子供でもピンチは感じますし、大人と同じく普段出さない力、集中力を出します。

ピンチの内容は親が子供しっかり見ていないと間違える

例えば、普段毎月500円のお小遣いを子供に渡している場合、

今度のテストでこの前より悪かったら来月のお小遣いはなし!

といった具合です。

厳しすぎる内容だと子供がショックを受けてしまうのでダメですが、以前のテストの点数がボロボロで、明らかに少し問題集をやるだけで上回れるようならこういうピンチは効果があります。どの程度のピンチを与えるかは親が子供の様子を見ていないとダメです。

だからこそ、子供の勉強に親は必要なんです。

親が勉強を見てあげる、勉強しなさいとスケジュールコントロールするためではありません。こういったときに、親が子供の限界や状況を知らないと、正しく導けないから親が必要なんです。

絶望するような条件を出してしまうと、子供は勉強なんてしても意味がないと完全に心を閉ざします。

あくまでこれは子供のやる気を引き出すと同時に、自分って結構勉強できるじゃん!という自信を身につけるためのテクニックです。

でも、親が子供のことを全くわかっていない場合、自分の基準だけでこれくらいの点数が取れて当たり前だときつい課題を出しがち。それだとただの罰になってしまいます。

ちょうどいいピンチを与えよう。子供は必ずやる気になる

大人でも、会社で今月の営業成績あと3件取れなかったら減給とか言われたら頑張りますよね。できるかどうかは別として。

大人の場合は基本的に逃げることができません。なので頑張ることはがんばれます。

でも子供は逃げることができます。そして一度でも勉強から逃げると戻ってこれません。勉強しなくても大丈夫ってことに気づいてしまうからです。その気付きは間違いではありますが。

でも、適切なピンチ。子供の日常生活を脅かさない程度の適切なピンチなら、子供は勉強に集中します。

そして見事目標を達成できた場合、何もご褒美自体はなくても達成感と自信が生まれます。これくらいなら、今度もできるなって。

子供は何か自分でできた、達成したということに強く希望と喜びを感じます。その隣に勉強があるというのは非常にいいことです。勉強に対する嫌悪感が薄れます。

できるだけコンパクトで余裕を持った時間でピンチを与えよう

あまり何点以上とか、何科目平均とかピンチとなる目標の幅を広げないほうがいいです。なるべく単純に。

テストの点数を上げるのが目的ではなく、子供に「あなたは勉強できるのよ」ということを自覚、気づかせるのが目的です。

だから、何か一教科だけでいいです。

算数なら算数のテストで、前回より1点でも多ければオッケーとか。

実力テストじゃなくて定期的なテストのほうがいいです。出題範囲が分かっているので、子供もどこを勉強すればいいのか分かります。

なるべく期間を長く設けたほうがいいです。直前だと子供も慌てるだけです。

普段は勉強に積極的じゃない子も、友達に聞いたり、授業を真剣に聞くようになったり、先生に素直に教えてもらいにいったりといい効果が生まれます。

これは子供に勉強を強制しているわけでもありません。子供はピンチを避けるために自主性で動いています。

ただ注意したいのは、毎回このようなピンチを与えていると、ストレスが溜まって爆発する恐れもあります。

自主性が少しでもついたと思ったらやめておいたほうがいいでしょう。繰り返すと、子供は親に信用されていないと思うからです。子供なりに努力しているのに、毎回ピンチの課題を与えられると勉強していないと思われているからだと卑屈になってしまいます。

繰り返しますが、やはり子供の勉強というのは親が密接に関係しているのです。

勉強しない子供の責任は学校ではなく親にあります。

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