勉強ができない小学生の親が「やるべきこと」と「大間違いなこと」

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どうやらウチの子は同級生より理解が遅い、問題を解くのはいつもクラスの最後、勉強を家でさせても集中していない、本当に理解しているのか分からない…

贅沢は言わない。どうやったら他の子みたいに勉強ができるようになるのだろう?

あなたのお子さんが周りの子より劣っているのではないかとかなり焦っていないでしょうか?でもその焦りによってやっていることが、あなたの子をもっと勉強ができない子にしてしまっています。

勉強ができない小学生に与えるべきは「きっかけ」だけです。「環境」を整える。あなたの子供はちょっと殻が分厚いだけ。ヒビを軽く入れてあげれば自然に勉強ができるようになります。

勉強ができない=勉強の必要性が分からない

小学生のときに、将来のために勉強しなさい!と言われても当の本人はピンときません。あなた自身もそうだったはず。

これが中学生や高校生になってくるとじわじわと危機感を持つようになりますが、特に小学生の場合は全くピンときません。

つまり勉強の必要性というのは全く理解できていません。これは勉強ができる小学生も全く同じです。だから、親が勉強しなさいと言ったり、横について何とか勉強させようとしても効果はありません。

何とか勉強させよう、覚えさせようと親がつきっきりで教えていないでしょうか?それは大間違いです。大人だってそうでしょう。必要性を感じないことを誰かに強要されて続けられるでしょうか?

勉強ができる小学生は問題を見たときに喜ぶ未来を感じている

勉強ができる小学生はなぜ勉強ができるかというと、問題が解ける、理解できるという結果を知っているからです。問題を出されたときに一種の興奮のようなものを感じます。

「あ!これ知ってる!解ける!」といった感じです。

勉強ができない子は、問題を見てもただの文字や図形にしか見えていない。そこから先に、自分がどう感じるのか?という未来が全く見えていません。

小学生というのは自分ができることを誰かに見て欲しい、認めてもらいたいという意識が特に強い時期です。勉強ができる子は勉強に対して、これ僕解けるよ!ほら!こんな短時間で。あっ、こっちの問題も知ってる!というアピールポイントの機会と見ています。

授業で手を上げる中学生は少ないですが、小学生の間は積極的に手を上げる子が多いのはこのためです。寡黙で引っ込み思案の子でも恥ずかしいから手を挙げないだけで、内心はみんなと同じです。

勉強のストレスより、勉強を始めるまでのストレスを避けよう

小学生の間はまだプライドが育っていないので、今その子ができるレベルの問題を与えて、解けるという喜び、解けたよ!と言える機会を増やしてあげましょう。

そしてポイントなのが、問題を解かせるのに準備時間をかけてストレスを与えてはいけません。クイズ問題を解くレベルで、さっと提供してさっと解かせるようにします。

勉強机の前に座る必要もありません。リビングでもいいですし、トイレに行っている間に考えておいてというのでもいいです。親が形式にこだわってはいけません。目標は、子どもが自力で勉強できるようになることです。形式にこだわるのは親のエゴです。

子どもが勉強をやらないのは、問題を見る、解くこと自体が苦痛だからではありません。勉強に入るまでの時間が嫌なんです。

17時から勉強、宿題をしないといけない…となると、今16時だとすると1時間の間に勉強が嫌という気持ちがどんどん高まります。だから余計に嫌になります。

どうせ今までろくに勉強できていなかったのですから、1日1問だけでも解けたら十分です。そのためにきちんとした事前準備を整える必要はないのでは?

これできたよ!と言えるチャンスを作ろう

自分の子が勉強できるようにと頑張っている親ほど、その頑張りが子供に伝わってストレスを与えています。勉強をする必要性が分からない年齢なのですから、ストレスがあっては余計に勉強したくないと逃げてしまいます。

親「これできる?」

子ども「できた!」

このやり取りに問題の難易度は必要ありません。後は、子供の学力の50%80%くらいまでの問題を繰り返し解いていくだけで、次へ次へという意欲がわいてきます。そうなれば子供本来の頭の柔らかさが出てきて、問題の解き方なんかは自然に身についていきます。

難しい問題が解けた。1時間机の前に座れた。

問題の難易度や数なんて放っておきましょう。子どもに、あなたに対して「僕、これできたよ!」というアピールする機会を与えてあげてください。

そのために問題の質とか諸々はどうでもいいんです。親ができることは、子どもが成長する後押しをすることだけです。貢献です。解けない問題や数を出すことは、後押しじゃなくてただの壁じゃないでしょうか?

解ける問題を解いて意味があるのか?

できる問題を解き続けて学力が身につくのか?という疑問があるでしょうが、この先の大学、社会人、資格試験どれをとっても重要なことです。

新しい範囲の問題が解けるようになるには、まずその未知の問題から逃げ出さないことです。勉強ができない子というのは、問題を見た瞬間、分からない、もう嫌!と目をそらして逃げてしまいます。

仮に小学3年生の子が2年生の問題を問いていても問題ありません。解けるという事実の積み重ねが、「自分は問題を解ける!」という事実、自信になります。その自信に問題のレベルは関係ありません。

その自信があれば、未知の問題の前に立った時、逃げ出さずに向かい合えるようになります。向かい合いさえすれば、意識は問題を解こう、理解しようという方向が維持されます。

勉強ができる子の親は子供との距離感がうまい

横についてべったり教えるのはあまりよくありません。子供というのは、自分一人でできるよ!というところを見てほしいのですから。

かといって全く目が届かない、無関心というのもダメ。子どものできたよ!というアピールポイントがないのですから。

勉強ができる子の家庭、親というのは、このあたりの距離感が上手なんです。勉強机じゃなくてリビングで勉強したほうがいいとされるのは、親が何も意識しなくてもこの「うまい」距離感になるからです。

あとは勉強する教材です。

いちいち親が、ここからここまでやって、と決めるのは難しいです。子どもがその日、その学習内容でどれくらい疲れるかどうか分からないからです。

タブレット等の家庭学習教材の利用者が増えているのは、まさしくこの、親がやるべき、でも難しい学習管理を簡単にしてくれるからです。そして机の前に座る必要がなく、リビングなり適当な場所でできる。だから子どもも自由に動いて、親にアピールもできる。そういう良さがあるのです。

あと学力に応じて問題レベルが下げられます。これは塾だと子どものプライドがあるので難しいんですよね。

こういったタブレット型家庭学習教材は、その教材内容が注目されがちですがそこだけじゃないんです。このように、勉強ができない子どものやる気を引き出すための環境作りが簡単にできる。親も悩まずに済むという点が大きいんですよ。

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