算数が苦手な小学生は親次第で得意科目になる

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算数が苦手というのは小学生の最大の学習問題かもしれません。

決して算数ができないからと将来の道が文系になるとは決まりません。将来東大の理系に進学する子であっても、小学生の時に算数を苦手としていた子はいます。

でも、算数が苦手なのに真正面から算数を学ぶと挫折します。そして拭い切れない苦手意識をもつことになり、本当に将来の選択肢が狭まります。

算数ができない小学生に計算ドリルをさせるのは無意味

算数は計算ドリルが一般的な教材ですよね。親として何となくやらせていないでしょうか?

苦手な子にしてみれば算数ドリルはただの苦行。努力して何か身につくことはほぼありません。

大人だったら、いきなり読経を始めろと言われるようなものです。もしくは漢文を読まされるようなもの。意味がいまいちよく分からないけどやらないといけない状態。これが続けば、大人のあなただってお経や漢文にアレルギーを持つでしょう。

計算をさせない。まず数字が目の前にあるのが普通にさせる

算数が苦手で成績が伸びない小学生の理由は、数字への抵抗感、慣れ不足です。

計算しようとするから嫌になる、数値を求めようとするから算数は嫌になります。答えを出す意味、目的が感じられないためやる気が出ません。

でも、さっきの読経や漢文を例にすると、子どもの頃から身近にあったものならどうでしょうか?

例えば家がお寺で、毎日お経を聞いていて慣れているとか、まあ好きにならなくても日常にあったものならそこまで抵抗感は出ないものです。

算数が苦手な小学生というのは、とにもかくにも数字慣れ、計算慣れしていないのが大きな原因。数字の段階で嫌悪感を抱いていることが多いのです。

いきなり算数を解かせようとすると、克服するべき段階が飛び級なのでうまくいきません。繰り返せば繰り返すほど子どもの算数嫌いは加速します。

親、特に母親が子どもの算数力を高められる理由

数字というのはそこら中に転がっています。

主婦は毎日、家計や買い物などで数字と計算に囲まれています。旦那の給料が低いとかストレスになって来月ピンチだわ~、と嫌になっても、そのピンチかどうかを計算すること自体、つまり算数自体は嫌ではないでしょう。

このように、数字と計算が当たり前にある環境にあると、算数アレルギーというのは起きないんです。

この環境を作るには母親が最適です。

1.買い物でどこがお得か?

スーパーのチラシ。

母親が買い物に行く前に、

「ねえ。このスーパーとこのスーパー。トマトはどっちが安い?」

と子どもに聞いてみるんです。

これは一見算数でないようで、算数です。

でも数字を求めておらず、身近な題材。しかもゲーム感覚もあるので抵抗感がありません。

「Aのスーパーのほうが安いよ!」

と答えが出たら、いくら違う?と聞きます。

いきなり引き算の練習をさせられたら子どもは嫌がりますが、こういった自然な流れなら抵抗はありません。

さらに、トマトの値段は1つあたり?それとも何個かセットなの?と聞き、もし2つのスーパーが違う個数なら、1つあたりの価格を考えさせて、どっちが得か聞いてみます。

これは割り算の範囲になるので学年次第ですが、仮に割り算がまだ先の学習範囲でも、その質問は一応しておいて、考え方を親が簡単に言うだけ言っておくといいです。こういう経験が後に活きてきますので。

2.とにかく測る!測ることで数字への苦手意識がなくなる

とにかく計測させるというのもいい方法です。

みかんやりんごなど、果物を買ってきて、直径どれくらい?前のより大きいかな?とものさしで計測させてみたり。

その際に、より正確な測り方として、ドアやふすまなどの引き戸に挟んで測るといいとか、そういった算数への興味を引くこともちょっと教えてあげたり。

ランチョンマットを買い換えようと思っているから、どれくらいの長さが必要か測って、とメジャーを渡したり。

何かにつけてお手伝いということで計測してもらいます。

ものさしで測りきれない長さの場合、自然に足し算が出ますし、この長さの机に3つランチョンマットを並べたい。何cmくらいのを買えばいいかな?という質問なら割り算が出てきます。

計算から入らず、計測から計算に移行するため、いきなり問題を解くときの抵抗感、つまづきがないのです。

こんなことですが、繰り返せば数字への抵抗感は薄らいでいきます。それに結果がすぐに出るので、算数は結構楽しいかもという土台も出来上がるのです。

3.お小遣いを渡す時の工夫で算数問題に無理なく触れる

お小遣いを渡すときに、渡す金額の数字が答えになる計算をやらせるのも面白いでしょう。

正解したら1割アップとかもいいかも。まあご褒美作戦ははやりすぎると逆効果ですけどね

具体的な計算問題になりますが、お小遣いがもらえるなら嫌でも解くでしょう。

算数が苦手と思っていても、実際にやってみるとコツを掴んで得意科目にする子もいますので、そういったきっかけ作りになります。

算数は教えるより慣れさせるのが先。それは学校では無理!

算数というのは、苦手意識がない子でも問題の前にう~んと悩む考える時間があります。

算数が苦手な子はこの時間さえ無理なんです。その理由は数字への慣れ不足。嫌悪感です。

算数は長時間数字と向き合う必要があります。それなのに、数字への慣れ不足や嫌悪感がある状態のまま算数をやらせようとする親が多いため、ますます子どもが算数嫌いになります。

その子が勉強できるできないの見えない原因要素は親にあります。学校に勉強ができる子にしてもらおうとするのは無理があります。

すごく勉強ができる子の家庭で、塾も家庭教師も使っていないところが意外とあります。これは親が上手に導いているから。特に算数なんかは数字という部分に着目すると、例示のようにいくらでも題材があるのですから、親の導き方次第というのが分かるのではないでしょうか。

昔の親は教科書をうまく使っていたけど…

学校の勉強というのはいわゆるペースメーカーみたいなものです。クラスの中でおとなしい子もいれば、ガサツな子もいますよね。それって家庭の影響がモロじゃないですか。だったら、数字に慣れているかどうか、というのも家庭の影響です。だって、親が子どもによく本を読ませていたら、子どもが本好きになるってよく言いますよね。なんで算数の場合はこれを考えないのでしょうか?

ちょっとした意識付けで子どもは大きく変わります。親が真面目すぎて与えすぎると子どもは抵抗します。子どもの目の前にない数字を少し用意しておくのがベスト。計算ドリルを無理にやらせるというのは、目の前を数字でいっぱいにしてしまうだけなんです。

こういう家庭内教育が上手な親は、教科書で教える内容を理解しています。ただ最近は共働きが増えましたし、子どもの教科書をじっくりと見るなんてなかなかできません。

最近はスマホやタブレットを使った家庭学習教材が流行っていますが、これだってこういう家庭内背景があるんです。こういった教材は忙しい親でも、子どもがこの時期何を学ぶべきなのか?何を学んでいて、何ができていないのか?ということが簡単に分かるからです。

リクルートの「スタディサプリ」の効果的な使い方

スマホ・タブレット型の大手サイト「スタディサプリ」は、子どもの学習内容や理解力などが親のスマホで分かるようになっています。子どもに「どこまでできた?」と聞いて嫌がられることなく親が認知できます。

その上で、子どもが答えられる問題を聞いてあげてみてください。

子どもは「知ってるよ!」という親に認めてもらいたい欲望を爆発させ、勉強をすることは嫌なことじゃないという意識改革につながっていきます。できない問題をやらせるより、できる問題をやらせて自信をつける。その自信が次の難しい問題へと立ち向かう力を身につけます。

こういったスマホ・タブレット型の学習アプリは、親としての自分を補佐するもう一人の自分として利用すると非常に効果が出ます。ある程度アプリ側がやってくれますが、丸投げより親が絡んでいくと子どもの算数力、学力全体が向上していきますよ。

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